※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
お店のサイトを見に来た人、どんな年代なんだろう。
Googleアナリティクス4、略してGA4で年齢別に見ようとしたら、期待した行が出てこない。ここで「この年代には見られていないのか」と、すぐ販促の相手を変えるのは、ちょっと待って。
GA4には、個人が推測されるのを防ぐため、一部のデータを表示から除く「データのしきい値」という仕組みがあります。見えない理由を確かめてから、数字の読み方を考えよう。
最初に見るのは、レポート上部のデータ品質の表示
Googleの公式ヘルプによると、年齢などのユーザー属性を含むレポートやデータ探索では、しきい値によってデータが除外される場合があります。
「しきい値」は、ここではデータを表示する際の基準のこと。個人の身元や機密情報を、細かな集計から推測できないようにするためのものです。
適用されているかは、レポート上部の「データ品質インジケーター」を確認します。インジケーターとは、データの状態を知らせる表示。そこに、しきい値によってカードの表示が制限されている旨のメッセージが出ることがあります。
あ、見に来た人がゼロだから表示されない、と決まったわけではないんだね。
もちろん、行が見つからない原因を全部しきい値だと決めるのも早いです。まず、そのレポートに表示されている説明を読んでみよう。
期間を広げるときは、比べる条件もメモしておこう
しきい値の基準は、システムが決めています。利用者が数値を好きに下げる設定ではありません。
公式ヘルプが挙げる対応の一つが、見る期間を広げること。短い期間ではユーザー数やイベント数が少なく、除外されたデータが、期間を広げると表示される場合があります。必ず表示されるという約束ではないので、変更後の品質表示も見てね。
ここからは、小さなお店で確認するときの提案です。
たとえば一週間の年齢別データを見ていたなら、期間を広げる前に、今の日付範囲とレポート名、出ているメッセージをメモする。変更後も同じ項目を残します。
ただ、期間を変えれば、キャンペーンの有無や曜日の組み合わせも変わります。数字が増えたことを、そのまま「この広告でお客さんが増えた」とは読めないんだね。
まずは表示条件の確認。そのあとに、施策の評価へ。この順番で見ると、理由の違う数字を一緒にしにくくなります。
Google公式「データのしきい値について」で、適用される場面と期間変更の説明を確認できます。
数字を販促へつなぐ読み方も、少しずつ学んでいこう
データが見えたあと、何を改善するかまで考えたい。そこまで学ぶなら、小川卓さんの『現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂3版 GA4対応】』も候補です。
マイナビ出版の紹介では、ゴールやデータの見方から、施策別の分析、結果の活用、GA4の主要機能へ進む構成。数字を並べて終わらせず、改善を考えるための本として選べます。
2023年刊行の本なので、現在の画面操作やしきい値の仕様は、上のGoogle公式ヘルプと照らして使ってね。出版社も、一部の事例には旧GAの画面が残ることを説明しています。
楽天市場で小川卓『Webサイトの分析・改善の教科書』改訂3版を確認する
今日は、そのレポートの品質表示を読むところから始めよう。誰かへ数字を報告するなら、見た期間と、表示に制限があったことも一緒に添えてね。その一言があれば、見えなかった年代を「来ていない年代」として話を進めずに済みます。